アフリカ開発会議が終わって

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横浜で開催されました「アフリカ開発会議」(6/1~3)に、NGO代表としてRI(Rotary International)の関係者が参加していたのでしょうか。 地球上に残された最後の大規模経済市場と目されたアフリカに対して、日本政府が官民あげて熱心に対応している様子が連日ニュースで流されていました。中国、韓国の後塵を配している日本、何が強みか(優れた技術投資はもとより、人材教育と感染症予防対策等を含めたきめ細かな支援)が、少し意識されていたようにも見えました。RIのポリオ撲滅をはじめとする感染症予防活動は、決して小さくない世界貢献活動であると私は思っています。したがって、こうした国際会議の場に、RIの日本人代表者が参加していてしかるべきだと考えながらニュースに見入っていました。今か今かと待っていましたが、ロータリーのことがニュースに取り上げられることはありませんでした。RIの戦略計画の3つ目の柱に「ロータリーの公共性イメージ形成と認知度(ブランディング)向上」が挙げられています。このアフリカ会議は、多くのアフリカ人ならびに日本人に、ロータリーを知らしめる絶好の機会だったのではないでしょうか。従来、RIは政治や経済と切り離した活動を推進すると言っておりましたが、2009年のRIの戦略計画を明らかにした時点で、この考え方は必然的に変わった。そう見るのが妥当であろうと、私は考えています。ましてや人権、貧困、飢餓撲滅、紛争解決等々、アフリカにはこれら課題が山積です。そして、これらの解決の一翼を担うのは草の根組織(NGO)であるRIが関わることは必然であろうと考えています。ソシアルネットワーク社会(SNS)の時代、チュニジアで起こった「ジャスミン革命」という民衆を単とした行動は、必ずしも成功だったとは言えないものでした。現在、アフリカの国々の多くが経済発展を軌道に乗せるべく積極的な外交を行っています。それを後押しする意味で日本の支援は大きい。支援のあり方も中国、韓国等とは違った形(プラス草の根)が期待されていたのではないかと思っていました。そのポジションにRIが位置づけられる、一ロータリアンとしてそのような視点で今回のアフリカ開発会議を見守っていました。

ポールハリスが1930年、RI国際大会で述べた「先例を打破する」という視点に立てば、「アフリカ開発会議」は、日本のRI組織の変革という観点からは好機であったと考えます。ロータリアンの中には、医者はもとより弁護士など人権、貧困、飢餓撲滅、紛争解決等に尽力された有力者、有識者は当然いらっしゃると思っています。従来の密かで目立たない活動を推し進めるロータリー・クラブからの脱却がRIの戦略計画であるとすれば、「アフリカ開発会議」に期待を寄せたロータリアンは大勢いたのではないでしょうか。

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