経済格差が進行している中国と拝金主義の弊害について

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中国は、明らかに経済的に豊かになったことは事実ですが、持てる者と持てない者との格差が拡大しています。その指標として使われる“ジニ係数”(0.4以上になると警戒状態、0.5以上は社会が不安定化する[1])がありますが、中国のジニ係数は限りなく0.5に近づいています。ちなみに、私が初めて中国北京に訪問した1985(昭和60)年のジニ係数は0.331でしたが、2013年には0.473となっています。ここ最近で限りなく0.5に近づいた年は、北京オリンピックが開かれた2008年で、0.491でした。昨今の中国事情を考慮すると、表面的かも知れないが2008年から2014年の6年間で経済格差が縮小・改善されていると見えるでしょうか。都市部の人々の豊かさと農村部との格差は、ますます広がっているように思います。また、中国は都市部に住む人々の間でも、経済的格差が広がってきている。大学は出たけれども、職がない。「蟻族[2]」の存在はまさに格差を象徴する姿だと思います。

水は文明を支配する-中国国家の水汚染は、国家の存亡に通じる-

本題に戻りましょう。中国の水汚染は極めて深刻です。私の個人的見解ですが、文明の崩壊の大きな要因に水問題があります。黄河文明も、メソポタミア文明も、はたまたエジプト文明も、ローマ文明も、衰退の大きな原因の一つに水の枯渇が挙げられます。その原因は森林の消失により水の保水力をなくし、水を枯渇させてしまったことにより文明が滅びた。私は現在の中国の水事情を見て、もしかしたら中国は水で滅びる国家ではなかと危惧しています。中国の一人当たりの水資源量は世界平均の1/4、日本の2/3程度です。急激な成長により水需要は膨大に増えていますが、中国は需要を満だけの水が不足しています。主要河川、湖沼などの表流水はすでに汚染されており利用に当たっては、殆ど前処理(浄化)を必要としています。汲み上げが比較的容易な地下水の80%が汚染されているといいます。長江以南は、表流水に依存していますが、大穀倉地帯を抱えるは黄河流域と東北部は、表流水が少ないために地下水に依存しています。

[1] http://synodos.jp/wp/wp-content/uploads/2014/02/graph12.pn

[2]http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9F%BB%E6%97%8F

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