2014年6月の半ば、北海道で例年の約6倍の雨量を記録

北海道には梅雨がないと言われていた。しかし、2014年6月は例年とは打って変わって6月16日現在で、例年の6倍の雨を記録している。一方、梅雨に入っている九州福岡では、例年の1%の雨しか降っていない(6月後半になって、集中した雨を経験した)。関東地域でも、6月に入って早々3日間で梅雨の間で降る雨を記録した。異常気象と言える状況が、ますます大きな異変として顕在化してきているように思える。私たちは、すでに温暖化による異常気象の真只中にいると認識すべき状況にあると、私は考える。大雨による河川の氾濫、浸水や崖崩れ、交通網の遮断による孤立や、崖崩れによる家屋の倒壊などなどの災害からどう免れるか。こうしたことを真剣に考えなければならい状況に来ている。住み慣れた場所からの移転は容易ではない。誰もそうしたことが起きないことを願うが、どう見てもここ最近に起こっている異常気象は、このことを考えなければならない段階に来ているといえよう。からの避難など、被害を受ける恐れのある場所からの計画的な避難を考慮すべき段階に来ていると考える。強靭化国家を唱える政府は、首都直下型地震、東海、南海地震への備えを前提としたものだが、地球温暖化がもたらす異常気象による災害(猛暑、豪雨、竜巻、台風の巨大化等)についても想定した対応、対策が求められていると考える。

前号のブログを修正し、雨の降らない北海道の地盤が、多くの水を含む地盤に変わったことで、何がどう変わったのかモニタリングが必要である。穿った見方でかもしれないが、6月22日のJR北海道の貨物列車の脱線事故は、軌道幅の問題点(メンテナンス)だけではなく、長雨による地盤の緩みもその要因の一つではなかったかと、私は考える。比較的平坦で、さほど大きなカーブでもない線路区域で起こった事故、そうあって欲しくないが異常気象がトリガーになった要素も検証が必要と考えるのは、私だけであろうか。

 

北海道で気象観測史上初の猛暑(36〜39℃)を記録した

世界の炭酸ガスの排出量グラフ140622

毎冬に訪れる富良野町でこの6月5日に気温36℃以上を記録たの報道があった。私は一昨年の大晦日から昨年13年の正月に、さらに昨年13年の大晦日から今年14年の正月と2年連続で年越しスキーを富良野で実施した。この両年は雪が豊富で、一部ふ吹雪いたものの快適なスキーができたことを思い出す。スキーの板をブーツから取り外し、抱えてロープウエイに乗るまでの大変さは、実は雪が多いと登る階段の段数が少なくなり楽になる。また、ロープウエイをおりてからもゲレンデまでは少し歩くが、その先ゲレンデに雪がなければスキー板を抱えながら階段を下りなければならない。しかし、雪が多いとそのままフラットにゲレンデに出ることができる。ここ2年の富良野はそのような状況であった。その、富良野が気象観測史上初の36℃を記録したと報じられ、驚くと同時にいよいよ温暖化が加速されつつあると思った。富良野の冬場の最低気温がマイナス20℃とすれば、夏と冬の温度差は56℃になる。私が住んでいる横浜の冬場の最低気温がマイナス5℃とすると、夏場の最高気温が36〜37度だから、その温度差は40℃前後である。北海道と横浜との気温の差があるというのは当然しても、夏と冬の温度差がこれほどもまでに異なれば、何か良からぬ自然現象が起こるかもしれない。

どうであろか、今年の北海道はこれまでに経験をしたことのない長雨に見舞われている。6月22日、JR北海道で、また脱線事故が起こった。これは推測だが、これまでにない長雨で線路の地盤が緩んでいた。何でもない線路で脱線事故を起こした。先のレールの幅の検査は、前回の事故で厳しく行ったとすれば、どうも北海道の地盤が長雨で水を大量に吸い込み、緩んでいた。こうしたことも考えられるかも知れない。夏、あまり雨が降らない地域で長雨、これまで雨量がなかった土地に水分を含む。受けから重い荷重が掛かる。水で緩んでいないのなら、荷重が掛かっても地面を耐える。しかし、含水率が高まった地盤の上の線路、荷重で地面が動いた。異常気象はこんなことも考慮すべきことを教えている。

折しも、2014年6月7日日経朝刊38面に、「温暖化対策を取らないと」今世紀末までに平均気温が4.4度上昇、真夏日が増え 年50日超の事態を招くという記事が掲載され、「雨の降らない日は増える一方、降雨の際は熱帯のような強い降り方になるではないか(環境省)」と書かれていた。2020〜30年ごろに温暖化ガス濃度がピークになるように対策を取り組めば。全国の平均気温の上昇は1.1度、真夏日の増加も12.3日に抑えられると紹介されていた。冒頭のpdfは、2008〜11年までの世界の二酸化炭素の排出量と2011年の国別排出量割合を示したもので、09年は前年度比で1.3%減であったのが、10年度は前年度比で4%増、11年度は前年度比で5%増加している。中でも中国の排出量割合は(26.8%)際立って高く、次いで米国(16.6%)、次いでインド、ロシア、日本、ドイツと続いている。ちなみに、この6か国で世界の60%の二酸化炭素を排出していることになる。誰が見ても課題は中国似あり、米国はシェールガスの利用で、従来より二酸化炭素の排出量を減らしている。